アイルランドといえば、ケルト民族の文化や優れた文学が特徴といえます。
日本でも有名な「ガリバー旅行記」、「ユリシーズ」などもアイルランドの作家によって書かれました。
音楽ではエンヤやU2、その他にもアイリッシュ・ウイスキーやギネスで有名なアイルランドとは一体どんな国なのでしょうか。そこで今回は、個性的で暖かいアイルランドの特集したいと思います。
北アイルランドと南アイルランド
アイルランドの正式国名はアイルランド語でエーラ(Eire)、英語ではアイルランド(Ireland)となっています。
アイルランドが、現在でも北と南に分かれているのはご存知でしょうか。
北がグレートブリテン及び北アイルランド王国、南がアイルランド共和国としてそれぞれが違った文化を確立しています。
アイルランドの分裂にはイギリスの統治が大きく関係しており、宗教や土地支配といった複雑な要素が絡んできます。
1649年のボイン川の戦いの敗北から一時期はアイルランド全域はイギリスの統治下にありました。その後、1922年のアイルランド自由国の建国によりイギリスの統治下から独立することになりましたが、北部6県の北アイルランドはイギリスの統治下にとどまることになりました。
そして1998年には、南北アイルランド統一を掲げるアイルランド共和軍(IRA)と北アイルランドのイギリス残留を主張するアルスター義勇軍(UVF)の和平合意が成立し、2007年に北アイルランド連立自治政府が誕生しました。
アイルランドといえば、主に南アイルランド即ちアイルランド共和国をさすことが多く、首都ダブリンを中心とするケルト民族の文化が一般的に紹介されます。そこで今回はアイルランド共和国について見ていきたいと思います。
アイルランド共和国の特徴
では、アイルランド共和国はどのような特徴があるのでしょうか。まずは基本情報をまとめました。
アイルランド共和国の総面積は、70.28万㎢となっています。アイルランド共和国と北アイルランドとあわせると約84.42㎢となり、北海道とおおよそ同じ大きさになります。また、総人口は約476万人で、日本の都道府県では福岡や北海道と同じくらいの人口です。
言語はアイルランド語、英語が公用語でほぼ全土で英語が通じます。英語は第2公用語として用いられていますが、ほとんどの場所で英語が通じます。イギリスの植民地時代がありそれにより英語が言語として広まっていったことが理由と考えられます。
アイルランド共和国/首都ダブリンについて
アイルランド共和国の首都は、ダブリンと呼ばれ1000年の歴史や最新のトレンドが混ざった地域です。名門のトリニティ・カレッジ構内には300年の歴史ある書物が貯蔵されており、アイルランドの文化や芸術の原点に触れることができます。
アイルランドまとめ
いかがだったでしょうか。今回はほんのさわりの部分の紹介でしたが、アイルランドには多くの伝統的な文化があふれています。また別の記事で特集を組みますので、そちらもご覧ください。PUTTONでは北欧諸国の雑貨も販売していますのでこちらもご覧ください。